廣田酒造店は、「南部杜氏発祥の里」として知られる岩手県紫波郡紫波町にある小さな小さな酒蔵です。 創業は明治36年12月。 初代廣田喜平治がこの地で当時評判だった造り酒屋を譲り受け、戦後以降「廣田酒造店」として今日まで酒造りを続けています。 地域・地元のお祭りや祝い事を始め、多くの主席に花を添える一献として「廣く多くの人々に喜ばれる酒」として生まれた『廣喜』は、今でも当蔵を代表する銘柄として親しまれています。 ◎個性溢れる手造りの味 小さな酒蔵ですので、もちろん手造りです。使われている道具は使い込まれた年代物で、大型設備もありません。一度に造られる量も限られます。 だからこそ、岩手の気候風土をとことん活かしています。日本酒づくり・米づくりの命とも言える水ですが、この地域の湧き水は、「美味しい」と遠くから汲みに来る人がいるほど評判です。 米も蔵人や消費者の手で育てられた元気な酒米を使っています。 凍てつく寒さもまた「恵みの寒さ」です。大きな酒蔵さんの様に人口的に冷す冷却装置を備えていません。酒造りにとっては自然の寒さが何よりもありがたい冷却装置となるからです。 そんな水、米、風土を活かした『手造り蔵』で、昔から蔵に居ついた酵母と、杜氏・蔵人の伝統の技によって生まれる日本酒は、個性溢れる「廣田酒造店だけの味」となるのです。 全国でも珍しい女性杜氏がいるのも特徴の一つです。 詳しくは、廣田酒造店の酒造りをご覧ください。 ◎蔵見学 廣田酒造店はご予約をいただければ酒造りの現場を見学できます。もちろん、仕込みの都合で全てをお見せできないこともありますが、酒蔵のなんとも言えない荘厳な雰囲気を味わいに来てください。 ◎物産展 年にほんの数回ですが、東京、名古屋、広島の百貨店などに物産展でお邪魔しています。ここでのお客様への今の通信販売の礎にもなっているのです。感謝。年に1回、ここでお顔を拝見するのが楽しみというありがたいお客様も。お近くの方は、機会があればぜひ物産展でお会いしましょう! ◎通信販売 全国のお客様に、蔵直送でお酒をお届けしています。 「ただお酒だけではなく、地域の匂いや楽しさもお届けしたい」 年に数回お届けする季節のご案内、情報満載のかわら版もご好評をいただいております。 最後に・・・ 正直に言いますが、私どもの年間生産量は、大手酒造メーカーさんの足元に遠く及びません。 設備も人手も足りません。でも、この岩手の風土と南部杜氏伝統の技術を活かして、皆様に美味しいと思っていただけるお酒を造っています。 蔵は小さくてもその想いは決して大手さんに負けないものと自負しております。そんな想いの詰まったお酒が1人でも多くのお客様の手元にお届けできれば幸いです。宜しくお願いします。
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